展覧会

機能と装飾のポリフォニー

2022.06.07-2022.09.04

2022.06.07-2022.09.04

交歓するモダン 

交歓するモダン 

フェリーチェ・リックス=ウエノ《テキスタイル「クレムリン」》1929年 島根県立石見美術館
ブルーノ・パウル《ダイニング・チェア》1908年 織田コレクション、北海道東川町
アトリエ・マルティーヌ/ロジーヌ《本物のオー・デ・コロン》1912年頃 海の見える杜美術館
ヨーゼフ・ホフマン《センターピース・ボウル》1924年頃 個人蔵
ポール・ポワレ《デイ・ドレス「ブルトンヌ」》1921年 島根県立石見美術館
フラシス・ジュールダン《ランプ》1920-21年 ポール・エリュアール歴史美術館
エーリヒ・ディークマン《子供用椅子》1928年 国立工芸館
パウル・クレー《花ひらく木をめぐる抽象》1925年 東京国立近代美術館
テオドール・ボークラー《コンビネーション・ティーポット》1923年 国立工芸館

1910年代から30年代は、西欧を中心に日本を含む世界各地で様々なモダンの形が現われた時代でした。

機能主義に基づく「モダニズム」は、いまなお当時の中心的な動向とみなされていますが、一方で、大衆消費社会が進展したこの時代は、常に新しくあるために装飾することに価値が置かれた、儚き「モダニティ」の時代でもありました。実際、この対立的に捉えられることの多い二つの「モダン」はいくつものモダンの形をうちに含み、それらは複雑に関係しながら濃密な時代を作り上げていたのです。

当時の作家たちは、時間差なく情報を共有し、国やジャンルを越えて同期し合い、その範囲は、絵画、彫刻から、家具、食器、洋服、さらにそれらを収める建築や都市まで、いわば、私たちの生活空間、身体活動全般におよんでいます。

ウィーン工房は、フランスのファッションデザイナー、ポール・ポワレと刺激し合い、一方で、ロベール・マレ=ステヴァンなど同国のモダニストにも影響を与えました。その生活全般への眼差しはまた、日本の森谷延雄や斎藤佳三にも共有されるものです。同時性絵画で知られるソニア・ドローネーはファッションの仕事に専心し、ルネ・エルブストらモダニストは都市を彩るショーウィンドウデザインに大きな関心を払いました。そして、バウハウスでは女性作家が織物に新たな光を当て、また同校を離れた作家たちが、ブルク・ギービッヒェンシュタイン美術工芸学校を舞台に応用芸術教育に取り組むことになります。

1914年に勃発した人類史上初の世界大戦が象徴するように、この時代の最大の出来事は世界が一気に同期したということでした。その急速に変化する社会のなかで、作家たちがときに交わり、共鳴しながら探求したいくつものモダンの形を紹介します。

開館時間 10:00-17:30(入場は17:00まで)
休館日=月曜
7月18日、8月15日は開館
主催 豊田市美術館
共催 中日新聞社
特別協力 東京国立近代美術館、東京藝術大学、ミサワホーム株式会社
協力 日本航空、ヤマト運輸株式会社
助成 一般財団法人地域創造
観覧料 一般1,400円[1,200円]/高校・大学生900円[700円]/中学生以下無料
*[ ]内は前売り及び20名以上の団体料金。
*高校・大学生は、学生証をご提示ください。
*障がい者手帳をお持ちの方(介添え者1名)、豊田市内在住又は在学の高校生、及び豊田市内在住の75歳以上は無料(要証明)。
*その他、観覧料の減免対象者及び割引等については当館ウェブサイト「観覧料」をご確認いただくか、豊田市美術館へお問い合わせください。
前売券 豊田市美術館ミュージアムショップ 5月8日(日)まで
T-FACE B館2Fインフォメーションカウンター 6月6日(月)まで
その他 感染症拡大防止のため、会期等を変更する場合があります。
当館ウェブサイト「トピックス」から最新情報をご確認ください。

決まり次第お知らせします