9/10[日]
15:00-16:00
レクチャー 金子智太郎「1970年代の日本美術における波音」
16:00-16:30
パフォーマンス 誉田千尋、山田聡
パフォーマンス協力 兒島朋笑、林晃世
*パフォーマンスの開始時刻および終了時刻はおおむねの目安です。
参加費:無料(当日の「枠と波」展観覧券が必要です)
会場:展示室8(予約不要、先着順)
開催中のコレクション企画「枠と波」では1960〜70年代に当時若手だった作家たちのうち、言葉や音を手掛かりに制作された作品を取り上げ、「枠と波」をキーワードに展示しています。当時の若手作家たちは、同じころに普及しはじめたヴィデオカメラや音響機器を用いながら、「いま、ここ」に生きていることそのものを作品へと接続しようと試みました。今回のイベントでは、第一部としてそうした時代に多く見られた波音を用いた作品を中心に当時のさまざまな表現をめぐるレクチャーを、第二部に雑多な機器を使って「いま、ここ」を見つめなおすパフォーマンスを行います。
*イベント開催にあたり、前後の時間を含めて、一部の作品をまじかでご覧いただくことができません。また、展示室内に大きな音が響くことがあります。ご来館の際はあらかじめご承知おきください。
プロフィール
金子智太郎 かねこともたろう
愛知県立芸術大学准教授。専門は美学、聴覚文化論。「日本美術サウンドアーカイヴ」主宰。近年の主な研究テーマは戦後日本における美術と音の関わりや音響技術文化。
誉田千尋 ほむたちひろ
岐阜県在住のアーティスト。情報科学芸術大学院大学修了。2010年代初頭から音響再生産メディアを使用した作品を制作。2023年より、「誉田千尋」名義で環境と音響への「批判的な没入」をテーマに制作を開始。新作《ナハトムジーク》がイメージフォーラム・フェスティバル2023で上映予定。
山田聡 やまだそう
実験映像、メディア・アートを背景に、物と人が様々な関係を通して「行為すること」について考えている。現在は、既存の美術の文脈や場に注目し、そこに生じるアーティストと観客の特定の関わりをモチーフに制作している。また、美術周辺の環境を少しだけおもしろくするために「現代美術駄洒落」を提唱している。
画像キャプション
渡辺哲也「波打つ波」(『美術史評』通巻8号、1975年)より
期間 : |
9/10[日]15:00-16:30 |
会場 : |
展示室8 |