展覧会

コレクション企画 枠と波

2023.06.27-2023.09.24

2023.06.27-2023.09.24

Frame and Wave

Frame and Wave

堀尾昭子《無題》2021年 豊田市美術館蔵 撮影:中村マユ
櫃田伸也《箱》2003-19年 豊田市美術館蔵 ©HITSUDA Nobuya, 2023
松澤宥《白鳥の歌》2003年 豊田市美術館蔵 ©MATSUZAWA Yutaka, 2023
ジルベルト・ゾリオ《言葉を純化するために》1969年 豊田市美術館蔵 ©Gilberto ZORIO, 2023
シャルロッテ・ポゼネンスケ《単調なのは素敵》1968年
(c)Courtesy the Estate of Charlotte Posenenske and Peter Roehr, Mehdi Chouakri Gallery and Take Ninagawa

1960-70年代は、進む都市化によって周りの環境が目まぐるしく変わり、社会の制度や枠組みも大きく変化した時代でした。写真や映像、音響の録音機器などが個人ユーザーにも届くようになったのもこのころです。そうした時代に美術作家たちは、たとえば車に乗って延々と続く高速道路を運転するときに開ける視界、日々目にするものをひたすらに写真に収めていく行為といった、あたらしくもすでに日常となった体験を作品へと接続していきます。また、日常的に用いる文字や言葉を、口から発し、耳にする音を再考しようと試みました。本展では「枠と波」をキーワードに、当館の所蔵作家のなかから、おもに1960-70年代に言葉や音、日用品や身近な風景を取り込み、見ることや聴くこと、体験することや記憶することそのものを見つめ直した作家たちを紹介します。とりわけ狗巻賢二、野村仁、堀尾昭子、松澤宥、櫃田伸也の5人の作家については、70年代以降の作品も織り交ぜて展示し、50年ほど前から今日につながる問題意識を探ります。

【出品作家】
狗巻賢二
ジルベルト・ゾリオ
野村仁
アン・ハミルトン
櫃田伸也
ヨーゼフ・ボイス
アリギエロ・ボエッティ
シャルロッテ・ポゼネンスケ
堀尾昭子
松澤宥
三木富雄

【作品リスト】
作品リスト

*8/7[月]に狗巻賢二作品及び堀尾昭子作品の一部展示替えを行います。

開館時間 10:00-17:30(入場は17:00まで)
休館日=月曜
休館日

月曜日(ただし7月17日、8月14日、9月18日は開館)

観覧料

一般500円[400円]、高校・大学生400円[300円]、中学生以下無料
*「吹けば風展」の観覧券で本展もご覧いただけます。
*[ ]内は20名以上の団体料金
*高校・大学生は、学生証をご提示ください。
*次の方は観覧料が無料になります。(要証明)
・障がい者手帳をお持ちの方(介添者1名)・豊田市内在住又は在学の高校生の方
・豊田市内在住の18歳以下の方(満18歳から最初の3月31日まで)
・豊田市内在住の満70歳以上の方
*その他、観覧料の減免対象者及び割引等については、当館ウェブサイトをご確認ください。

無料観覧日

7月1日[土]、7月2日[日] *本展を含め、全館無料でご観覧いただけます。

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