開館30周年記念イベント 大木裕之監督作品「松前君とトヨタ君の映画」最新mix 上映会

2025年12月14日(日)午後2時〜

当館で2024年度に開催した「しないでおく、こと。−芸術と生のアナキズム」に参加していただいた大木裕之さんが、2025年10月14日に逝去されました。

大木さんは、同展で制作発表した映画「松前君とトヨタ君の映画」を自身にとって重要な作品と考え、展覧会終了後も編集を続けられ、当館では12月14日に最新版を上映する予定をしておりました。

上映に向けて、ここからさらに編集を続ける意志を強くもっていらっしゃいましたが、それが叶わず、とても残念ではありますが、予定どおり、大木裕之監督作品「松前君とトヨタ君の映画」の最新mixを上映したいと思います。

当日は、上映後にトークも予定しております。

ご登壇いただくのは、大木さんが拠点の一つをおいた岡山で、ライブハウスPEPPERLANDを経営し、写真家、前衛映像作家、ドキュメンタリー映画監督、音楽・美術評論家、現代美術展企画等々、多方面で活躍してきた能勢伊勢雄氏。大木さんが敬愛した能勢さんは、大木映画の深い洞察者であり、映像・映画という観点から押し進めて、大木さんの本質に迫っていただけることと思います。

トークには美術批評家の黒瀬陽平氏にもご登壇いただきます。黒瀬さんが企画した「書の詩を聴け」(2025年9月23日〜10月31日)は、実質的に、大木さんが生前に参加した最後のグループ展となりましたが、大木さんはその展示から大きな力をもらったと述べていました。黒瀬さんには狭義のアートを押し広げて展開した大木さんの活動について語っていただけることと思います。

ぜひ、多くの方にご覧いただけると嬉しく思います。

 

日時:2025年12月14日[日]午後2時〜(上映時間60分)
上映終了後トーク:能勢伊勢雄、黒瀬陽平
会場:美術館講堂
定員:先着170名 鑑賞無料

 
期間  : 2025年12月14日(日)午後2時〜
会場  : 美術館講堂

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