展覧会

春と云々

2027年2月27日(土曜日)〜2027年5月30日(日曜日)

2027年2月27日(土曜日)〜2027年5月30日(日曜日)

近藤佳那子《spring has come》2026年
古畑大気《add hermit mine (root of hot water)》2026年
小栗沙弥子個展「ナコンパトム以降」展示風景(SEASUN)2025年 撮影:怡土鉄夫
光岡幸一《通達》2021年 撮影:阪中隆文
山形一生《Rootless》(映像・部分)2020年
花岡伸宏《家族の肖像》展示風景(Alt Space POST)2025
最後の手段 熱海こがし祭りで山車制作(PROJECT ATAMI)2024年

タイトルは、古い漢文をもじって新しい季節の訪れを軽やかに、ユーモラスに詠んだ松尾芭蕉の句からきています。この展覧会ではこの句のように、すでにあるものや技術を使い、別のやり方や新しい考え方を見つける作家たちを紹介します。会場では、生活や社会を細やかに見つめる気鋭の作家が新作を展開し、空間を大胆に使ったインスタレーション作品をご覧いただきます。出展作家は、Barrack(古畑大気+近藤佳那子)、小栗沙弥子、光岡幸一、山形一生、花岡伸宏、最後の手段の6組を予定しています。

 

Barrack(古畑大気+近藤佳那子)
2017年結成。生活のなかで気づく変化と不変、続くことと止むこと、つながりと分断などを見つめ、そのあいだにある事柄から絵画を描く近藤佳那子と、路上で撮りためた建物などの写真から線や面を取り出しイメージを立ち上げる古畑大気によるユニット(いずれも2014年愛知県立芸術大学美術研究科博士前期課程油画・版画領域修了)。愛知県瀬戸市でカフェとギャラリーを備える複合スペース「Art Space & Cafe Barrack」「Who are you たそかれ」を運営し、展示やイベントを企画開催する。美術と食を起点に多様な分野と接続し、国内外の人と関わりながら活動を広げている。これまで参加した展覧会に「Strolling」(Villa Heike/ベルリン、2026年)、「再編する―NAMコレクションの現在」(長野県立美術館、2026年)、国際芸術祭「あいち2025」(愛知県陶磁美術館、2025年)など、企画および出展に「瀬戸現代美術展2025」(尾張東地方卸売市場、2025年)などがある。

 

小栗沙弥子
菓子の包み紙、記されたメモ用紙などの紙類、路上で目にした箒や使われなくなった日用品など、日常にありふれた素材を用い、ささやかに手を加えて制作をする。切る、貼る、組み合わせるといったごくシンプルな造作が、鑑賞者の作ること、見ることへの感度を刺激する。2002年愛知県立芸術大学美術学部日本画科卒業、2004年愛知県立芸術大学美術学部油画科研究生修了。2013-14年にポーラ美術振興財団在外研修員としてタイに滞在。主な個展に「ナコンパトム以降」(SEASUN、2025年)、「地面を壁を歩く」(愛知県立芸術大学サテライトギャラリーSA・KURA、2021年)、「Rue」(Project Fidalga/サンパウロ、2019年)、主なグループ展に「Residencia ao Acaso」(Lusiana Brito Galeria/サンパウロ、2024年)、「Windshield Time -わたしのフロントガラスから 現代美術
in愛知-」(豊田市街各所、2019年)など。

 

光岡幸一
建物の裏に作った秘密の抜け道、転がしたら面白いかたちの石、河川敷に設えた仮設の空間など、ささやかな逸脱と遊びの気配を探るように活動を広げる。これまで作品ごとに写真や文字、パフォーマンスなどさまざまな方法・形態を展開してきた。個人的な出会いや小さな発見を起点に、ユーモアを楽しむ心に新鮮な風を送り込む。2016年東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻油画修了。人や場所との関係が作品に深く関わることも多く、これまでに吉田山企画「もしもといつも」(BLOCK HOUSE、2021年)、山越梓企画「ぶっちぎりのゼッテー120%」(Guardian Garden、2023年)、檜山真有企画「ここには危険がいっぱい」(越後妻有里山現代美術館 MonET、2024年)などで作品を発表している。

 

山形一生
デジタル技術の発達に伴って大量に生成され流通するイメージやソフトウェアに着目し制作する。映像、ウェブ、家庭用ゲームデバイス、3DCGのプリントなどの幅広いメディアを介して現れるイメージ群は、今日それらがいかに複製と断片化を辿り、また個人の感覚や記憶とどのように結びつくかを問いかける。2025年東京藝術大学大学院映像研究科博士後期課程修了。主なグループ展には「VOCA展」(上野の森美術館、2025年)、「やまなしメディア芸術アワード2022受賞作品展」(小さな蔵の美術館、2023年など)、「オープン・スペース 2021 ニュー・フラットランド」(NTTインターコミュニケーション・センター、2021年)など。展示企画も行い、これまでに「Pangea on the screen」(TAV Gallery、泰生ビル、タイムズ駐車場、2020年)、「Party」「Surfin」(台東区某所、2017年)などを手がけている。

 

花岡伸宏
素材として用いるのは柱や梁などの古材や枝、不用になった衣類、雑誌など。自身が過去に作った作品も分解して新たな作品に組み入れる。元の機能や意味から切り離された品々は色やかたちに新たな視線を呼び込みつつ、過去の痕跡や記憶の断片を引き継いでいる。分解と再構築を繰り返しながら、制作と生活、作品とそれ以外を作家自身の身体を介して同じ地平で引き結び、立体作品を制作し続けている。2006年京都精華大学大学院芸術研究科博士前期課程修了。近年の主な個展に「家族の肖像」(Alt Space POST、2025年)、「無題(火、木、土、人)」(TAKI / 焚、2024年)、「つくるということ」(大阪府立江之子島文化芸術創造センター、2020年)、グループ展に「QUΛSI(クアジ)-曖昧なものたちの肖像」(大本山妙蓮寺、2025年)、「おまえのための///」(NEUTRAL(堀川新文化ビルヂング)、2024年)など。

 

最後の手段
2010年結成。有坂亜由夢、おいたまい、コハタレンによる「人々の太古の記憶を呼び覚ます」チーム。手描きによるアニメーションと、紙や段ボールでできた大小のオブジェ、写真などを組み合わせたストップモーション、CGなどを融合して映像作品を制作する。異なる時代や技術、素材がないまぜになって動き出すような陶酔感、どこか親しみの湧くキャラクター、色彩と線画、ストーリーが生み出す浮遊感が見る人を惹きつける。ミュージックビデオ(MV)やインスタレーション、VJ、出版など幅広く活動を展開している。2014年、やけのはら「RELAXIN’」のMVで文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門新人賞受賞。これまでの活動に細野晴臣「NOTE OF MOTHERSHIP」(ビジュアライザー制作、2026年)、「FUJI ROCK FESTIVAL」GAN-BAN SQUAREでのVJ(2023年-)、グループ展「かいふくのいずみ」(十和田市現代美術館、2020年)など。

会期

2027年2月27日(土曜日)~2027年5月30日(日曜日)

開館時間

10時〜17時30分(入場は17時まで)

休館日

月曜日

観覧料

未定

主催

豊田市美術館

関連イベントは、決まり次第お知らせします。
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