展覧会

コレクション 小さきものー宇宙/猫

2023.02.25-2023.05.21

2023.02.25-2023.05.21

佐藤 克久《むかしむかし》 2013年 アクリル、ジェッソ、カンヴァスシート、厚紙、接着剤
©Katsuhisa Sato, 2018
秋吉 風人《naked relations》 2021年 油彩、アクリル板
岡﨑 乾二郎《かたがみのかたち01》1979年 綿布、和紙、墨
©Kenjiro Okazaki
さかぎしよしおう《4018》 2004年 セラミック
©Sakagishi Yoshiou
寺内 曜子《創世記》 2019年 紙、アクルリ、額
長谷川 繁《死ゲル》 2021年 油彩、綿布
コンスタンティン・ブランクーシ《眠る幼児》1907年(1960/62年鋳造) ブロンズ

豊田市美術館では、「ねこのほそ道」、「徳冨満-テーブルの上の宇宙」の開催にあわせて、コレクション展「小さきもの-宇宙/猫」を開催いたします。

 

「世界の中心は今、美津保のベビーカーで眠るなずなの中にある」(堀江敏幸『なずな』)

 

小さきものは、生命の、事物の、原始にあたる存在だといえます。そして小さきものは、その小ささゆえに、私たちを限りなく近くに引き寄せる求心力を持つのではないでしょうか。小さきものを覗き込もうとする自分の姿を想像してみてください。視線も気持ちも、いっさいがその一点に注ぎ込まれ、そこには私と小さきものとだけの親密な空間が生まれます。
小さきものを護ろうとする態度は、祈りや希望にも通じるものです。それゆえに、原始としての小さきものには、様々な世界の可能性が秘められているともいえます。それは言い換えれば、小さきものが一転して、とてつもなく大きな存在であることを示しています。限りなくシンプルで小さいことが、大きなものに接続する力となります。小さきものは、私たちには感受することのできない世界の深淵にさえ触れているかもしれません。

 

小さき原子の粒は、宇宙を構成する可能性の粒。
それは、この人工世界に染まることなく、私たちを翻弄する小さき猫たちの存在にも通じます。

 

本展では、今年度寄贈・購入により新たに収蔵した作品も展示いたします。本展を通して、小さきものの大いなる力を想像していただければと思います。

 

 

出品リスト

会期

2023年2月25日[土]-5月21日[日]

休館日

月曜日[2023年5月1日は開館]

開館時間

10:00~17:30(入場は17:00まで)

観覧料

一般300円[250円]/高校・大学生200円[150円]/中学生以下無料
[ ]内は20名以上の団体料金

【観覧料の減免について】

– 高校・大学生は、学生証をご提示ください。

– 次の方は観覧料が無料になります。(要証明)
・豊田市内在住又は在学の高校生の方
・豊田市内在住の18歳以下の方(満18歳から最初の3月31日まで)
・豊田市内在住の満70歳以上の方
・障がい者手帳をお持ちの方(介添者1名)
– その他、観覧料の減免対象者及び割引等についてはこちらをご覧ください。

*本展覧会は、同時開催の「ねこのほそ道」展の観覧券でご覧いただけます。

主催

豊田市美術館

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