展覧会

アナキズムと美術 ― 「しないでおく」こと、登録されないこと(仮)

2024.10.12-2024.12.27

2024.10.12-2024.12.27

ドットアーキテクツ《UMAKI Camp》Photo: Yuma Harada
ドットアーキテクツ《コーポ北加賀屋》Photo: Yuma Harada
オル太『耕す家:不確かな生成』2020-2022年/House 2009年- 撮影:加藤甫
Cultivate House: Uncertain Generation, 2020-2022/House 2009-, photo:Hajime Kato
オル太『超衆芸術スタンドプレー 夜明けから夜明けまで』2020年 撮影:縣健司
Hyper Popular Art “STAND PLAY” 2020, photo: Kenji Agata

美術とはそもそも、いまだ了解できていない認識や知覚、領域を拡張していく⾏為です。それゆえに美術とは、「美術」として事後的に名付け、制度化されることへの抵抗を予め孕んでいます。このことは、未知・未開の領野を取り込み、制度化していくことで国⼟や資本を拡張していった近代以降の思考そのものへの抵抗にも比すことができるでしょう。したがって、この制度化され、統治されることへの抵抗・逃⾛の姿勢=アナキズムに、美術の本来的な性質と力を認め、その可能性を問うことは、硬直化した社会そのものを突破する可能性を考える契機にもなるのではないでしょうか。

近年、美術において、また美術を介して、⼈種や出自、ジェンダーなどに由来する差別への連帯闘争が様々に試みられています。それらは切実な抵抗の態度として重要な意味を帯びながらも、一方で、より小さな個別の差異を均していく危険性を孕んでもいます。そのなかで、個々の表現や私たちの⽇常的な振る舞いは、いかに⼀つに回収されることなく個を保ちつつ共存することができるでしょうか。そのそれぞれの試みがアナキズムの実践だともいえます。

本展では、19世紀末に気運の⾼まった政治社会運動としてのアナキズムに深い関わりをもった新印象主義の画家たちにはじまり、20世紀前半にスイスのモンテ・ヴェリタに集ったアナキストや作家たち、第二次大戦以降、体制や制度をかいくぐって活動したシチュアシオニスト・インターナショナルやロシアの集団行為、さらに今現在、アクチュアルに活動する作家たちまで、美術と社会とに関わりながら、あるいはあえてそこから逃走し、また制度を逆手にとりながら生きる作家たちの姿を紹介します。

会期

2024年10月12日[土]‐12月27日[金]

開館時間

10:00-17:30[入場は17:00まで]

休館日

月曜日[10月14日、11月4日は開館]

観覧料

未定

主催

豊田市美術館

関連イベントは、決まり次第お知らせします。
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