展覧会
2013.06.08-2013.09.01
2013.06.08-2013.09.01
Francis Bacon
Francis Bacon
フランシス・ベーコン(1909-1992)はアイルランドのダブリンに生まれ、英国ロンドンを拠点に活動した、ピカソ以降の20世紀最大の画家のひとりです。
「神経組織を攻撃する」、ベーコンは自作についてこのように語っています。作品が観客を攻撃する、とは奇妙に響きますが、物語るのではなく、見る人に直接的に作用する絵画。たんなるイラストレーションでもなく、また、装飾的でもない、具象と抽象のあいだをゆくような、20世紀にこそ描くべき絵画。特徴的なゆがみや、繊細かつ大胆な絵の具の重なり。そのすべてがわたしたちの感覚を捕らえて、揺さぶります。
これまでパリやニューヨークの世界に名だたる美術館がベーコンの個展を開催してきました。しかし、日本では生前に大規模な個展が行われて以来、一度も開催されていません。本展は30年振りのまたとない機会なのです。
今回展示される1940年代から亡くなる直前までの33点のベーコンの油絵は、ほとんどが代表作で、三幅対(3枚組の作品)は大きなサイズが4点、小さなサイズ2点が集結します。また、ベーコンからの影響をうかがうことのできる土方巽とウィリアム・フォーサイスという洋の東西の振付家によるダンス作品の映像も紹介します。
みどころ
・ 没後の大規模な個展としては日本初。アジアでも初。
・ 回顧展であると同時に、ベーコンにとって重要な
「身体」に焦点をあてたテーマ展でもあります。
・ 英国、ドイツ、アメリカ、台湾、オーストラリア、ベルギーなど世界各地から作品が集まります。
・「スフィンクス」をモチーフとする作品が4点集まる のは世界初。
・ ニューヨーク近代美術館所蔵の、最後の三幅対(トリプティック)を展示。
・ ベーコンにインスパイアされたヨーロッパと日本のダンサーの映像も紹介。
開館時間 | 10:00-17:30(入場は17:00まで) 休館日=月曜 |
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主催 | 豊田市美術館、日本経済新聞社、テレビ愛知 |
後援 | ブリティッシュ・カウンシル、アイルランド大使館 |
協賛 | 新日本有限責任監査法人、損保ジャパン、大伸社、トヨタ自動車、UBSグループ |
協力 | 日本貨物航空、日本航空、フランシス・ベーコン・エステート |
観覧料 | 一般1,400円[1,200円]/高校・大学生700円[500円]/中学生以下無料 特別な15日間: 作品保護のため、展示室の室温を通常よりも低く設定しております。観覧中に寒く感じられることもあります。 |