展覧会
2017.04.22-2017.06.11
2017.04.22-2017.06.11
Yuji Kojima
Yuji Kojima
日本画家・小嶋悠司は、1944年に京都で生まれました。近所の東寺の境内は幼いころの遊び場であり、講堂の立体曼荼羅が生み出す密教空間を体感したことは、その後の画家の物事の捉え方に大きな影響を与えたといいます。
「凝視」や「地」、「穢土」と名付けられた、痩せて骨と皮になった人や獣、骸が大地と渾然一体となり、原初的で殺伐としながら祈りをも携える作品空間は、現実世界を生きる者に深く問いを投げかけます。その重厚な作風は、日本画の技法だけでなくデトランプ (卵テンペラの技法)を併用したり、絵具を自分で自然素材から生成したりと古の手法を取り入れ、模索しながら創り出したものでした。日本画の枠を超えた他に類のない作品を制作し、また後進の指導にも力を注ぎましたが、2016年、惜しまれながら亡くなりました。
このたび、幅7メートルの大作をはじめとする7点やドローイングなど、豊田市美術館が所蔵する小嶋悠司作品を一堂に展示します。ぜひご観照ください。
開館時間 | 10:00-17:30(入場は17:00まで) 休館日=月曜 |
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会場 | 豊田市美術館 展示室5 |
主催 | 豊田市美術館 |
観覧料 | 一般300円[250円]/高校・大学生200円[150円]/中学生以下無料 |