展覧会

琴線

2016.10.15-2016.12.25

2016.10.15-2016.12.25

kinsen

kinsen

髙橋節郎<万化>1991年
髙橋節郎<樹下小憩>1980年
毛利武士郎<作品(パルサー)>1957年
中西夏之<山頂の石蹴りNo.0>1969年
ダニエル・ビュレン<定まらないフォルムの絵画>1966年
浅野弥衛<無題>1988年

私たちの周りにはさまざまな線があふれています。光や水の動きに線を感じることもあれば、概念上の線をも私たちは見いだすことができます。
点と点が連なると、無限にのびる線になります。いくつもの線が合わさりあうことで面となり、異なる次元へと移行します。また琴の弦のごとく、ぴんと張られた線が振動すると大小の波動が生まれ、音色となります。見える線も見えない線もともに私たちの心を捉えるのです。 漆芸家・髙橋節郎の作品の特徴としてあげられる、黒漆や朱漆の中に浮かびあがる鎗金(そうきん)の形象。ときには金糸のように繊細に、ときには鋼の刃のようにするどく闇を切り裂き表出する線は、垂線や水平線、有機的な曲線と変化にとみ、鮮やかな作品世界を創りだしています。
本展では髙橋作品に併せて、豊田市美術館所蔵の国内外の作家による線をイメージさせる絵画や版画、彫刻作品などを展示します。私たちの心の奥ふかくにある琴線に触れて生じる、さまざまな線や弦の共鳴をお楽しみください。

開館時間 10:00-17:30(入場は17:00まで)
休館日=月曜
会場

豊田市美術館 髙橋節郎館

主催

豊田市美術館

協力

(公財)高橋記念美術文化振興財団

観覧料

一般300円[250円]/高校・大学生200円[150円]/中学生以下無料
[ ]内は前売券及び20名以上の団体料金
*障がい者(介添者1名)、豊田市内在住・在学高校生、豊田市内75才以上は無料[要証明]
*当日の豊田市美術館企画展もしくは常設展観覧券でご覧いただけます。

関連事業

●学芸員による作品解説
11月13日(日)、 12月18日(日) 午後3時より
※髙橋節郎館エントランスにお集まりください。
※当日の観覧券が必要です。

同時開催
「蜘蛛の糸」 2016年10月15日(土)-12月25日(日)

豊田市美術館 髙橋節郎館
http://cul-takahashi-memorial.or.jp

問合せ先
豊田市美術館 〒471-0034 愛知県豊田市小坂本町8-5-1
Tel. 0565-34-6610

[名古屋駅より名鉄豊田市駅まで] 地下鉄東山線伏見駅乗り換え、地下鉄鶴舞線豊田市行き終点下車
[名鉄豊田市駅または愛知環状鉄道新豊田駅より] 徒歩15分
[お車ご利用の場合] 東名高速道路豊田ICより約5分、
東海環状自動車道松平ICより約15分、豊田東ICより約20分
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