展覧会
2016.10.15-2016.12.25
2016.10.15-2016.12.25
kinsen
kinsen
私たちの周りにはさまざまな線があふれています。光や水の動きに線を感じることもあれば、概念上の線をも私たちは見いだすことができます。
点と点が連なると、無限にのびる線になります。いくつもの線が合わさりあうことで面となり、異なる次元へと移行します。また琴の弦のごとく、ぴんと張られた線が振動すると大小の波動が生まれ、音色となります。見える線も見えない線もともに私たちの心を捉えるのです。 漆芸家・髙橋節郎の作品の特徴としてあげられる、黒漆や朱漆の中に浮かびあがる鎗金(そうきん)の形象。ときには金糸のように繊細に、ときには鋼の刃のようにするどく闇を切り裂き表出する線は、垂線や水平線、有機的な曲線と変化にとみ、鮮やかな作品世界を創りだしています。
本展では髙橋作品に併せて、豊田市美術館所蔵の国内外の作家による線をイメージさせる絵画や版画、彫刻作品などを展示します。私たちの心の奥ふかくにある琴線に触れて生じる、さまざまな線や弦の共鳴をお楽しみください。
開館時間 | 10:00-17:30(入場は17:00まで) 休館日=月曜 |
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会場 | 豊田市美術館 髙橋節郎館 |
主催 | 豊田市美術館 |
協力 | (公財)高橋記念美術文化振興財団 |
観覧料 | 一般300円[250円]/高校・大学生200円[150円]/中学生以下無料 |