展覧会

わたしたちのすがた、いのちのゆくえ ーこの街の100年と、美術館の20年

2015.10.10-2015.12.06

2015.10.10-2015.12.06

Collection Ⅰ : How We Appear, and Where Life Takes Us 100 years of the Town and 20 years of the Museum

Collection Ⅰ : How We Appear, and Where Life Takes Us 100 years of the Town and 20 years of the Museum

エゴン・シーレ<カール・グリュンヴァルトの肖像>1917年
挙母尋常高等小学校(現・童子山小学校)の児童集合写真 1915年
コンスタンティン・ブランクーシ《若い青年のトルソII》1924年\
© ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2015 G0079
藤田嗣治《自画像》1943年
© Fondation Foujita / ADGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2015 G0079
トニー・クラッグ《無題(棚に置いた5本のボトル)》1982年
奈良美智《Girl on the Boat》1994年
建築模型写真(豊田市美術館)
建設中の豊田市美術館 1995年

豊田市美術館は、バリアフリー化などの改修による1年間の休館を経て、この秋、開館20周年を迎えます。リニューアルオープン後の最初のコレクション展は、美術館が建つこの場所に着目した第一部と、美術館のこれまでの活動に注目する第二部とからなる「わたしたちのすがた、いのちのゆくえ」展です。

第一部では、19世紀末から1990年代までの所蔵作品とともに、この地で撮影された写真をご覧いただきます。作品のなかの人々と、かつてここに生きた人々とが美術館で出会う――たとえば、20世紀初頭のウィーンで描かれた人物と、その頃美術館の敷地にあった小学校の児童のすがた。戦時を生きた画家のすがたと、親族に見送られる出征兵――美術がもつ時間とこの場所の時間、このふたつの異なる時間の流れから、なにが浮かび上がるのでしょうか。

第二部では、開館年の1995年以降の作品とともに、美術館の構想や写真、そしてこれまでの展覧会の資料などによって、豊田市美術館の20年を振り返ります。
ここに積み重ねられたさまざまな時間をもういちどたどる旅。それはきっとわたしたちの「これまで」と「これから」を想像する手がかりを与えてくれるはずです。

主な出品作家
ジェームズ・アンソール/コンスタンティン・ブランクーシ/梅原龍三郎/オスカー・ココシュカ/エゴン・シーレ/岸田劉生/マックス・エルンスト/ルネ・マグリット/ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ/ル・コルビュジェ/村上華岳/藤島武二/藤田嗣治/ジャン・デュビュッフェ/フランシス・ベーコン/白髪一雄/ゲオルク・バゼリッツ/荒木経惟/中西夏之/高松次郎/ジルベルト・ゾリオ/ジュゼッペ・ペノーネ/靉嘔/トニー・クラッグ/イケムラレイコ/奈良美智/村瀬恭子/小林耕平/塩田千春

Toyota Municipal Museum of Art will celebrate its 20th anniversary after one-year-long refurbishment. Our first collection exhibition will be CollectionⅠ: How We Appear, and Where Life Takes Us –100 Years of the Town and 20 Years of the Museum. This exhibition contains two sections; the first part shows our collection pieces from late 19th century to 1990s with photographs taken in this area, the second focuses contemporary art from 1995, when the museum opened, and also exhibits history of the building of the museum.

Artists/ James ENSOR, Constantin BRANCUSI, Ryuzaburo UMEHARA, Oscar KOKOSCHKA, Egon SCHIELE, Ryusei KISHIDA, Max ERNST, René MAGRITTE, Ludwig MIES VAN DER ROHE, Kagaku MURAKAMI, Takeji FUJISHIMA, Tsuguharu Léonard FOUJITA, Jean DUBUFFET, Francis BACON, Kazuo SHIRAGA, Georg BASELITZ, Nobuyoshi ARAKI, Natsuyuki NAKANISHI, Jiro TAKAMATSU, Girberto ZORIO, Giuseppe PENONE, AI-O, Tony CRAGG, Leiko IKEMURA, Yoshitomo NARA, Kohei KOBAYASHI, Chiharu SHIOTA, etc.

開館時間 10:00-17:30(入場は17:00まで)
休館日=月曜
観覧料

一般300円[250円]/高校・大学生200円[150円]/中学生以下無料
[ ]内は前売券及び20名以上の団体料金
*障がい者(介添者1名)、豊田市内在住・在学高校生、豊田市内75才以上は無料[要証明]
*豊田市美術館開館20周年記念として11月14日(土)、15日(日)は全館観覧料無料となります。

関連事業の参加には、当日の観覧券が必要です。

●連続レクチャー&パフォーマンス「ラレー街11番地のFoujita/藤田」
アーティスト眞島竜男が美術史を撹乱し、甦らせる。第一回は藤田嗣治のパリ時代/戦中期をデュシャンの「開きながら閉じ/閉じながら開く」の扉のイメージで読み解きます。第二回は河原温について、12月以降に開催を予定しています。
第一回 10月24日[土] 午後2:00-4:00
ワークショップルームにて 先着順(当日正午から整理券を配布します)

●ワークショップ「視聴覚交換マシンを体験しよう!」
アーティスト八谷和彦が開発した、自分と他人の視聴覚を交換する装置を体験できる機会です。

日付:10月31日[土] 午後1:00-4:00
対象:10才以上~大人 定員:20組40名
予約:2人1組で、ワークショップ名/参加者①②の氏名/参加者①の住所、年齢、性別、電話番号、メールアドレスを明記の上、メールgakugei@city.toyota.aichi.jp もしくは官製はがきでお申し込みください。10月17日[土]締切、応募者多数の場合は抽選となります。

●学芸員によるギャラリートーク
10月10日[土] 午後5:30より バックヤードツアーつき(鈴木俊晴・本展担当学芸員)

●学芸員トーク
10月17日[土] 午後2:00- 「高橋節郎」(西崎紀衣学芸員)
11月3日[火・祝]午後2:00-「藤田嗣治」(鈴木俊晴学芸員)
11月23日[月・祝]午前11:00-「ジュゼッペ・ペノーネ」(北谷正雄学芸員)
11月29日[日] 午後2:00-「ル・ユルビュジェ」(千葉真智子学芸員)
12月5日[土] 午後2:00- 「国吉康雄」(天野一夫学芸員)
12月6日[日] 午後2:00- 「建築ツアー」(能勢陽子学芸員)

●同時開催 特集展示 牧野義雄
挙母村(現豊田市)出身で20世紀初頭のロンドンにて活躍した画家の作品を紹介します。
学芸員によるギャラリートーク11月15日[日] 午後2:00-

●同時開催:「ソフィ・カル 最後のとき/最初のとき」 10月10日[土]-12月6日[日]
次回開催:「山口啓介-カナリア」、「開館20周年記念コレクション展Ⅱ-時と意識」 12月19日[土]-4月3日[日]
「藤井達吉‐紙の仕事と小原和紙」 12月19日[土]-1月24日[日]
「新収蔵品展」 2015年12月19日[土]-2016年1月24日[日]
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