展覧会
2009.10.10-2009.12.27
2009.10.10-2009.12.27
Celestial Pole
Celestial Pole
「…天に隠された宝物は実に豊かである。
それは、まさに、人間の心が新しい栄養物に
こと欠かないようにするための天の配慮である」
ヨハネス・ケプラー(1571-1630)
光と闇が入り混じる天空は、常に人間の空想をかき立てます。無限ともいえる時間の中で、鮮やかな色彩と闇が相対し、時として鮮烈な閃光が走る、混沌と精緻、雄弁と沈黙が並び立つ空間といえるでしょう。
天球とは、観測者を中心にした任意の大きさの球体です。観測者(鑑賞者)の視線と星々 (作品)とが交わる時、観測者をとりまく天球面は生じます。
「漆黒」という言葉があるように、漆の色は真のけがれなき闇、果てしない天空に通じます。髙橋節郎(1914-2007)は自然豊かな長野県安曇野の出身です。大小に輝く天のかがり火で彩られた清怜な夜空の印象は、髙橋作品のなかにまざまざと生きています。本展では髙橋作品に併せて、天をイメージさせる国内外の作家の作品を展示します。
作品がおりなす輝きは、多様な振動をともなって私たちを包み込むことでしょう。観る者それぞれの素晴らしき天球と、その極を見出していただければ幸いです。
開館時間 | 10:00-17:30(入場は17:00まで) 休館日=月曜 |
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会場 | 豊田市美術館 髙橋節郎館 |
主催 | 豊田市美術館、(公財)高橋記念美術文化振興財団 |
観覧料 | 一般300円[250円]/高校・大学生200円[150円]/中学生以下無料 |