Collection

コレクション

横山 大観 (よこやま・たいかん)

[1868 - 1958 ]

焚火 [1914年]

  • 膠彩、墨、絹布
    各162.7×183.8cm(二曲一双屏風)

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折りたためる2枚の画面からなる屛風が、二つで1組になったものを「二曲(にきょく)一双(いっそう)屛風」といいます。この大きな画面で、大きな岩と煙をはさみ気心が知れた様子で談笑する二人は、向かって左の巻物を持つのが寒山(かんざん)、右のほうきを持つのが拾得(じっとく)という中国の唐時代の隠者です。衣に用いられたたっぷりとした墨づかいが、画面の中で二人の存在感を高めています。 画面から地面や焚火のような場を説明するものは省き、鑑賞者が想像で補うことで寒山(かんざん)と拾得(じっとく)の人物像に集中できるように仕掛けられています。また、屛風のジグザグな形状によって、寒山(かんざん)と拾得(じっとく)の精神的な距離感まで堪能できる作品です。

達磨 [1907年]

  • 膠彩、絹布
    148.2×57.2cm

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帰牧 [1905年]

  • 膠彩、絹布
    115.0×50.5cm
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