Collection

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塩田 千春 (しおた・ちはる)

[1972 - ]

不在との対話 [2009年]

  • ドレス、紐
    サイズ可変

白いドレスに紡がれた鮮烈な赤い糸が印象的な作品です。壁の中央に浮かぶ白いドレスに、まとわりつく無数の太い赤い糸。その糸は、展示室の床を侵食するかのように放射状に広がっています。 1990年代後半、ベルリンへの移住者としての困難と不安を抱えていた塩田千春は、自分のテリトリーを確認するため自身や他者の所有物を糸で編みこむことを始めます。それはのちに、塩田の代名詞といえる赤と黒の糸を空間に張り巡らせる作品へと展開します。彼女の作品は、物や場所に込められた人々の記憶、持ち主が不在であるがゆえに感じる不気味な存在の気配、日常を送るなかで生まれる不安や恐れといった感情を照らし出すのです。

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