Collection

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アルマン (あるまん)

[1928 - 2005 ]

カシャ パシャ、シッパイ [1962年]

  • カメラ、木箱
    60.0×100.0×22.0cm

[音声ガイド]

カメラと似たような縦横比そして黒い色をした箱に、本物のカメラがぎっしり詰まっています。写真といえばスマートホンで撮ることが当たり前の現代から見れば、それらはかなりの年代物で、まさに博物館でしか目にできないものかもしれません。しかし、作品が制作された1960年代においては、まだ現役で活躍していたものも少なからずあったことでしょう。 身の回りに存在する日常の「もの」をたくさん集めて箱に詰めたり、プラスチックで固めたりと、アルマンは過剰による物質性の強調、再認識を制作のモットーとしました。カメラが生むイメージではなくカメラそのものを、つまり、ものごとを伝えるメディアとして の機能ではなく、製品としての物質性そのものを強調し、「新しい現実」を呈示しています。

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