展覧会

2008年度 常設展第Ⅳ期

2009.01.06-2009.03.25

2009.01.06-2009.03.25

Permanent Exhibition Ⅳ/2008

Permanent Exhibition Ⅳ/2008

Image not available

展示室1
イギリス人彫刻家、トニー・クラッグの作品を展示します。広範な素材を用いて容器や建造物、そして生命体などの形を複合的にイメージさせる彼の作品からは、物質と生命、無機物と有機物など、日常の中で固定化された領域の区分を疑い、私たちの世界を物質や形の成り立ちから再考しようという姿勢が窺えます。展示室では、最初期の1970年代末から1990年代までのインスタレーション、彫刻、立体、ドローイングを紹介します。

*トニー・クラッグ(1949年リバプール生まれ‐ドイツ・ヴッパータール在住)。イギリス現代美術界を代表する彫刻家。2009年2月7日よりケンジタキギャラリー(名古屋)にて個展を開催、新作を発表する。

展示室2
笹井史恵作品展

展示室3
エルネスト・ネトの《私たちのいる神殿のはじめの場所、小さな女神から、世界そして生命が芽吹く》は、鑑賞者を包み込み、視覚、嗅覚、触覚のあらゆる身体感覚を開いてゆきます。柔らかな床の上には、花や有機的な生命体を思わせるぬいぐるみ状のオブジェが散らばり、無邪気な遊戯へと誘います。女性の身体や有機的な生命体を思わせる形体の内部空間は、光とラベンダーの香りに満ち、生まれる前の状態に戻ったような安らぎを感じさせます。

*エルネスト・ネト(1964年ブラジル・リオデジャネイロ生まれ、同地在住)。ブラジル現代美術を代表する作家。伸縮性のある布を用いた巨大なインスタレーションを制作することで知られる。当館では、2006年の「ガーデンズ」展、2008年の「Blooming:ブラジル-日本 きみのいるところ」展で新作を発表。

展示室4
第4期常設展 HOME

1913年エゴン・シーレは母に次のように書き送っています。

「ぼくは職業がら、旅に出るんです。これはウィーンよりも費用がかからないからでもありますが。僕は世の中に感じる喜びを楽しみたいのです。だからこそ創造できるのです。その喜びを僕から奪う人に呪いあれです」

生まれた土地(home)を拠点とし続けることで芸術的な活力を得る芸術家がいる一方で、故郷から離れることが、制作における第一の条件とは言わないまでも、芸術家にとって不可欠な側面となっていることがあります。
家庭(home)の内側に目を転じてみれば、パートナーや親子間の情愛、家族の団欒といったお互いを思いやる温かい視線の交差、そこに存在することが期待される愛情や親密さ、それらはしかし、ときとして容易に抑圧や暴力と結びついてしまうものでもあります。そのことに自覚的にならざるを得ない時代に私たちは生きています。
「越境」のなかに個/孤の感覚を求め、独特の寂しさと、それと同時に見出される充溢感を表現するアーティスト。そして、作品の中に現れるそれぞれの人間がもつ重要な他者への眼差しと、その積み重ねから生じる記憶と温かみ。私たちのだれもが持っている「home」とそれとの距離を、さまざまな作品をとおして見つめていただければ幸いです。

2階吹き抜けギャラリー
田島秀彦は、日常のごくありふれた物のイメージや、光の要素を用いた独自の平面、立体作品を発表してきた作家です。この常設展では、洗面所やトイレなどで見掛ける防水タイルの模様を描いた画面の装飾性と、画面の裏側に埋め込まれた光ファイバーのキラキラと輝く光、そしてタイルの上の玩具などの絵柄のイメージの重なりによって、私たちを晴れやかな非日常の世界へと誘う平面など、代表的な作品10点を紹介します。

*田島秀彦(1973年岐阜県各務ヶ原市生まれ‐愛知県瀬戸市在住)愛知県立芸術大学大学院修了後、県下にアトリエを構えて活動してきた。2009年3月ケンジタキギャラリー(東京)にて新作個展を開催予定。

作品リストはこちら

開館時間 10:00-17:30(入場は17:00まで)
休館日=月曜

関連イベント

決まり次第お知らせします