Collection

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A. R. ペンク (えー・あーる・ぺんく)

[1939 - 2017]

密林の理性あるもの [1966年]

  • 油彩、カンヴァス
    147.0×197.0cm

[音声ガイド]

当時東ドイツを拠点としていたペンクの制作は、第二次世界大戦後に分断された母国をは じめとした冷戦下の状況を、棒人間のような図像を用いて分析し、伝達しようとするもの でした。 まずは彼が「どのように」状況を把握しようとしていたのかを見てみましょう。画面の中 央からうねる線が左右に広がり、他のかたちへとつながっていきます。中央の大きな棒人 間はおそらくあとから描かれたのでしょう。また、画面全体を流れる白く細かい線は、あ るところでは前面に、あるところでは背面にと入れ替わっています。単純な記号を用いる 一方で、じつはこの作品は複雑な構造によって成り立っています。カンヴァスのツギハギ も見逃せません。 さて、この棒人間たちはここで「なに」をしているのでしょうか。

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