
2011年9月17日[土] ~ 12月25日[日]
Sep.17[Sat]-Dec.25[Sun]

 |
詩がかたちを持つとしたら、このようなすがたをしているのではないか。
小川待子の<うつわ>とは、これまでも様々な人々に豊かな想像力を喚起させてきました。
小川待子は1946年、札幌に生まれ、東京芸術大学工芸科を卒業後、パリでの留学時に鉱物の美しさに衝撃を受け「かたちはすでに在る」という、素材から立ち上げる原型的な考えに結びつきます。そしてその後の西アフリカでの制作の経験は、他の日本の作家とは異なる独自のスタンスでの陶芸制作にとって決定的なものとなりました。
人が何かをすくい取り、水などをたたえておくもの、そして大地から生成し大地に帰ってゆく存在。その<うつわ>は収縮と拡散のぎりぎりの均衡のなかで、あえて亀裂を見せながらも、その内部に透明な釉薬を輝かせています。その中に包まれ、隠し、たたえる場は、華美で洗練されたこの国の「伝統的な」工芸を超えて、造型としての原型体をわれわれに示しています。
その造型とは、人の作るものの原始的な創生を想起させるとともに、永遠の詩的存在としても見ることが出来ます。
小川はこれまでも草月美術館(`91)、神奈川県立近代美術館(`02)等でも展観してきた作家ですが、本展覧会は、このような小川のこれまでの代表的な作品と新作によって、その特筆すべき作品を見つめるとともに、作家の画期となるような展観の試みの場にしようとするものです。
| 会期: |
2011年9月17日[土]-12月25日[日] |
| 休館日: |
毎週月曜日(ただし9月19日、10月10日は開館) |
| 開館時間: |
10:00-17:30[入場は17:00まで]
ただし10月8日[土]-10日[月]は-20:00まで開館(入館は閉館30分前まで) |
| 会場: |
豊田市美術館 展示室1.2.3.4.5室 |
| 主催: |
豊田市美術館 |
| 後援: |
朝日新聞社 |
| 観覧料: |
一般1,000円[800円]、高校・大学生800円[600円]、小・中学生無料
[ ]内は前売券及び20名以上の団体料金/市内高校生、障がい者及び市内75歳以上は無料[要証明] |
| 前売券: |
豊田市美術館、チケットぴあ[Pコード:764-802]で9月16日[金] まで販売 |
| 関連事業: |
●講演
9月18日(日)「小川待子―垂直の水」
峯村 敏明(美術評論家)
会場:美術館 講堂
|
●対談「作家の見た小川待子」
①10月22日(土)
長澤 英俊(彫刻家)×小川 待子
会場:美術館 講堂
|
●作家トーク
11月3日(木・祝)
「小川待子の芸術」 小川 待子
(聞き役:天野 一夫)
会場:美術館 講堂
|
●映画上映会
西アフリカを題材にした「ドキュメンタリー」考
①11月13日[日] トリン・T・ミンハ「ル・アッサンブラージュ」(1982)
②11月19日[土] トリン・T・ミンハ「ありのままの場所」(1985)
・いずれも 会場:美術館 講堂 14:00~(学芸員のトークあり)
|
●アーティスト茶会・小川待子の茶席で茶を喫する
11月20日[日]11:00~、13:30~、15:30~(各・限定15名×3回・11月1日より電話受付、先着順) ※各回とも定員に達しましたので、受付は終了しています。 会場:美術館内 童子苑
<会費:1000円>
―作家所蔵のアフリカの仮面、鉱物等を床の間に置き、小川待子の茶碗で茶を喫することの出来る貴重な機会。
小川待子作品 ―15碗、水指、香合、を使用予定。
|
●キッズ・ワークショップ「アフリカの仮面を作ろう」
12月10日(土)詳細はこちら
|
●対談「作家の見た小川待子」
②12月23日(金・祝) 14:00-
講師:李 禹煥(美術家)×小川 待子 ・会場:美術館 講堂
<茶会以外無料。ただし茶会・ワークショップ以外、いずれも当日正午よりチケット半券をお持ちの方に整理券を配布します(定員172席)。>
|
●学芸員による作品解説
9月23日[金・祝] 10月10日[月・祝]、23日[日] 11月26日[土] 12月11日[日]、18日[日]、24日[土] ・いずれも 会場:美術館展示室 14:00~
|
●作品ガイド・ボランティアによるギャラリー・ツアー
木曜日を除く毎日14:00~より(ただし関連事業開催日は11:00~)
|
●カタログ
執筆者 小川 待子(インタビュー)
川田 順造
峯村 敏明
天野 一夫
デザイン 近藤 一弥 |
|