豊田市美術館 (Toyota Municipal Museum of Art)

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企画展

企画展

近代の東アジアイメージ――日本近代美術はどうアジアを描いてきたか

2009年10月10日[土] ~ 12月27日[日]
Oct.10[Sat]−Dec.27[Sun]

近代の東アジアイメージ――日本近代美術はどうアジアを描いてきたか 前期 10月10日(土)-11月15日(日)後期 11月17日(火)-12月27日(日)島成園《上海にて》1925年頃大阪市立美術館蔵(後期)
朝井閑右衛門《上海バンド》1945年 個人蔵竹内栖鳳《風薫双塔寺》1926年頃栃木県立美術館蔵(後期)名取洋之助《朝鮮》1936年財団法人日本カメラ財団三岸好太郎《支那の少女》1926年
北海道立三岸好太郎美術館蔵(後期)安井曾太郎《承徳の喇嘛廟》1937年財団法人永青文庫蔵(後期)藤島武二《花籠》1913年京都国立近代美術館蔵

本展覧会は、日本近代の日本画家・洋画家さらには彫刻家・工芸家・写真家たちがどのようにアジアを描いてきたかを広く紹介するものです。西洋への志向と自らの伝統的感性とのあいだで、近代の作家たちは激しい内的な葛藤と軋轢を抱え込みました。

古代から近世まで、中国をはじめとした東アジアとは、圧倒的なまでの文化的な源泉でありました。それが近代の脱亜論的な考えの中で、逆に他のアジアの国を支配し、その盟主として、西洋に対してゆくことになります。そのような中で美術家たちにとって、アジアはどう機能したのでしょう。

文人画・歴史画における近世までの伝統的主題から、明治においては政治経済的な動向とリンクした現実のアジアを描き出すようになります。あるいは逆にエキゾチシズム溢れる最も近い異国の風俗は繰り返し画家たちの創作欲を刺激しています。さらに重要なことは、そのような中で、対西洋の構えという緊張感から解き放たれ、慰安される原風景として、あるいは外部にあらためて発見された「故郷」としても東アジアは機能したと思われます。そのような中で、様々な作家は解き放たれたのではなかったでしょうか。梅原・安井という日本洋画の大成者はアジアでこそ自らの様式を確立し、開花させたといえましょう。また日本人にとって広大な台地とは、内的荒野を反映させたものとして、これまでにないイメージ源ともなっていたことが想像されます。

このように様々な点で、日本とも、西洋とも異なるアジアとは、精神的な第三の場として、近代の美術作家に大いに機能していた可能性があります。本展覧会は、日本近代の日本画家・洋画家さらには写真家たちがどのようにアジアをイメージしてきたのか、107作家・約300点により広く紹介するものです。
(11月17日[火]より後期展示)

会期: 前期:2009年10月10日[土]-11月15日[日]
後期:2009年11月17日[火]-12月27日[日]
休館日: 月曜日/10月12日、11月23日は除く
開館時間: 10:00-17:30/入場は17:00まで
会場: 豊田市美術館 展示室5、6、7、8
主催: 豊田市美術館
共催: 中日新聞社
観覧料: 一般1,000円[800円]、高校・大学生800円[600円]、
前期・後期共通券 一般1,600円[1,500円]、高校・大学生1,200円[1,100円]、中学生以下無料[ ]内は前売券及び20名以上の団体料金(ただし前期・後期共通券には団体料金はありません)
*市内高校生、障がい者、市内75歳以上の方は無料(要証明)

関連事業:
●記念シンポジウム
日時: 11月7日[土] 11:00-15:15
第一部: 基調講演 天野一夫(当館チーフ・キュレーター)
第二部: シンポジウム「日本近代における東アジア表象」
パネラー: 児島薫(実践女子大学教授)
千葉慶(国際日本文化研究センター客員准教授)
江川佳秀(徳島県立近代美術館学芸課長)
金惠信(学習院大学非常勤講師)
司会: 天野一夫
会場: 美術館 講堂

●講演会「アジアの中の日本、日本の中のアジア」
日時:12月5日[土] 14:00-15:30
講師:北澤憲昭(女子美術大学教授)
会場:美術館 講堂(正午より整理券配布)

●学芸員による作品解説
10月10日[土] 、11日[日] 、18日[日] 、25日[日] 、
11月1日[日] 、23日[月・祝] 、28日[土] 、
29日[日] 、12月13日[日] 、20日[日] 、23日[水・祝]
いずれも14:00-15:00

●こどものための鑑賞ツアー「ニーハオ!チャイナ」
日時:12月6日[日]、19日[土] 13:00-14:00
対象:小学3-6年生(保護者同伴可)
定員:各回15人 参加費:無料(保護者は企画展観覧料が必要)
申込方法:11月21日[土]午前10時より 電話[0565-34-6610]にて受付開始

●作品ガイド・ボランティアによるギャラリー・ツアー
木曜日を除く午後2:00より(関連事業開催日は午前11:00より)
1階チケット・カウンター前にお集まりください

●日本映画上映会
「迎春花」(1942年/佐々木康監督)
  日時:11月3日[火・祝]14:00-15:30
「戦ふ兵隊」(1939年/亀井文夫監督)
  日時:12月12日[土]14:00-15:30
(いずれも正午より整理券配布)



*このページの1枚目をプリントアウトしてお持ちいただいた場合は、2名まで展覧会観覧料金を100円割引にいたします。

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