豊田市美術館 (Toyota Municipal Museum of Art)

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所蔵作品

COLLECTION

森村 泰昌(もりむら やすまさ) [1951-]
肖像 (ゴッホ)

1985年
写真
120.0×100.0cm

Morimura Yasumasa [1951-]
Portrait (Van Gogh)
1985
photograph
120.0×100.0

肖像 (ゴッホ)

作品解説

一見したところファン・ゴッホの原作を複写してプリントしたように見えるほど精巧な出来ばえです。しかしこの肖像の両目に生身の眼球の光を見て取れば、作品のからくりを見破ることができるでしょう。よく知られたゴッホの自画像をモデルに、じつは作者の森村自身が変装しているのです。絵画の中のモデルに近づくために森村は衣装や包帯を粘土でデフォルメし、背景を作りこみ、顔にはドーランで化粧を施したのです。
森村泰昌は80年代後半から、ゴッホ、ベラスケス、マネなどの泰西名画を模し自らその主人公に仮装した巨大な写真で一躍有名になりました。90年代以降は美術史上の名画の登場人物に限らず、有名女優、歌手などに自ら扮した作品も制作し、その自画像の世界を広げています。その作品は時代、性差、人種の壁を超えた現代の自画像表現として、また写真表現を巧みに手段に取り込んだ作品として、国際的に高い評価を集めています。
《肖像(ゴッホ)》は、現在の森村スタイルの出発点となった記念碑的な作品です。

作家解説

1951 大阪府に生まれる
1975 京都市立芸術大学卒業
1985 グループ展「ラデカルな意志のスマイル」(ギャラリー16、京都)で《肖像(ゴッホ)》《肖像(カミーユ・ルーラン)》を発表
1988 第43回ヴェネツィア・ビエンナーレ、アペルト’88に出品
1990 「美術史の娘」展(佐賀町エキジビット・スペース、東京)
1993 「九つの顔」展(カルティエ現代美術財団、フランス)
1994 「森村泰昌 レンブラントの部屋」展(原美術館、東京)
1996 「森村泰昌 美に至る病-女優になった私」展(横浜美術館)
1998 「森村泰昌 空装美術館-絵画になった私」展(東京都現代美術館、他)
2001 「私の中のフリーダ/森村泰昌のセルフポートレイト」展(原美術館、東京)

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