豊田市美術館 (Toyota Municipal Museum of Art)

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所蔵作品

COLLECTION

会田 誠(あいだ まこと) [1965-]
あぜ道

1991年
岩絵具、アクリル、和紙
73.0×52.0cm

Aida Makoto [1965-]
AZEMICHI (a path between rice fields)
1991
glue and acrylic on Japanese paper
73.0×52.0

あぜ道

作品解説

セーラー服の少女の後頭部。この少女の髪の分け目が、田園の中のまっすぐなあぜ道につながっています。思いもよらぬ発想に、笑みを浮べて見入る鑑賞者も多いことでしょう。画面の細部に目を向ければ、この作家の卓越した写実描写に驚かされます。束ねた髪の光沢やうなじの後れ髪、稲の一本一本から遠くの農村の風景までが、伝統的な日本画の描法で丹念に描き出されているのです。実にユニークなモティーフと最高にまじめな表現技法との絶妙な取合せが、この作品の魅力なのです。
主題に応じて多彩な表現技法を操る会田誠。’90年代初頭は「日本画について考える」をテーマに、集中的に制作に取り組みます。タイトルや構図から考えて、本作は“戦後日本画の代表作”ともいわれる東山魁夷の《道》(1950年)を意識したものであることは間違いないでしょう。何とも言えないユーモアと批評性をたたえた、会田の初期の代表作です。

作家解説

1965 新潟県に生まれる
1989 東京藝術大学美術学部絵画油画専攻卒業
1991 東京藝術大学大学院美術研究科修了
1993 「フォーチューンズ」(レントゲン藝術研究所・東京)
1996 個展「戦争画RETURNS」(ギャラリーなつか・東京)
1998 個展「パリ、津田沼」(ミヅマアートギャラリー・東京)
1999 「日本ゼロ年」(水戸芸術館)
2001 「横浜トリエンナーレ」(パシフィコ横浜)
2002 サンパウロ・ビエンナーレ
「7th北九州ビエンナーレ:ART FOR SALE ~アートと経済の恋愛学」(北九州市立美術館・福岡)

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